燃料事業
クリーンなエネルギーによる脱炭素社会と持続可能な社会への貢献
- 事業内容
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- 木質チップ、PKS(パーム椰子殻)、木質ペレット等の生物資源由来(=バイオマス)の燃料を国内外で集荷し、
バイオマス発電所に供給しています。 - 廃材由来のチップ、廃プラスチックを原料とするRPF(固形燃料)、廃タイヤ等のリサイクル燃料を国内外で集荷し、
発電所に供給しています。
- 木質チップ、PKS(パーム椰子殻)、木質ペレット等の生物資源由来(=バイオマス)の燃料を国内外で集荷し、
廃棄物由来の燃料
家屋を解体した際に発生する廃木材由来の建廃チップや、産業活動に伴い発生する廃プラスチックと繊維を原料としたRPF、廃タイヤから製造したタイヤチップ等を日本製紙グループの発電所を中心に供給しています。
石炭に替わる燃料となる有用な廃棄物のリサイクルを推進することによって、求められる循環型社会への転換やCO2の排出削減に対応していきます。
- 上写真:
- ① タイヤチップ(廃タイヤ) ② PKS(パーム椰子の殻)
③ ブラックペレット(木質ペレットを炭化したもの)
④ 木質ペレット ⑤ 建廃チップ ⑥ RPF
国内山林における林地残材の活用
日本の山には、有効利用できずに残されてきた材が沢山あります。私たち日本製紙木材が培ってきた製紙用チップのノウハウを最大限に生かしながら、製材用、パルプ用だけでなく、これまで山に残されていた材もカスケード利用することで、発電用燃料として最大限に活用しています。これは、日本の林業全体に貢献する、持続可能な社会の実現に向けた大きな取り組みの一つです。
- カスケード利用…木材を多段階で利用すること。
- 建材等の資材として利用した後、合板や紙等の利用を経て、
最終段階で燃料として利用することを言います。
グローバルな燃料調達と
新規燃料の開発
私たちは、国内にとどまらず広く海外から燃料調達を行なっています。ベトナムやタイから木質ペレットや木質チップを、インドネシアやマレーシアからは農業残渣物であるPKSを調達し、国内の発電所向けに供給しています。その他にも、世界各地でバイオマスやリサイクル燃料の調達ネットワークを構築しています。
今後は脱炭素社会の実現に向けた新燃料の開発にも取り組み、持続可能な社会により一層貢献していきます。